管理された自然火災


最近、山火事が多くて話題になっている。
アメリカは毎年の焼失面積は日本よりはるかに広く面積比率よりも広い。
山火事が増えているのかと調べた。

アメリカで山火事が多かったのは1900年から1950年頃まで。
1910年に12,000km2もの山火事があったそうだ。
これは日本の都道府県で5番目の面積の新潟県と同じだ。
いや県の面積と比較するより日本の国土面積の3%と言ったほうが驚くだろう。
それほどの広さが燃えた。
その火事で消防士が86名なくなったという。

それをきっかけに徹底的に消火しようという方針になったわけだが、山火事は減らなかった。
1960年代に山火事が起きるのは枯れ葉とか枯れ木があるからで、むしろ小さな山火事が時々あったほうが、1910年の山火事のようなものが起きないという考えが出てきた。
ということで1960年頃から試行し、1970年頃から自然発生で人家や施設から十分離れていて、制御可能で生態系にとってプラスと判断される場合は、監視しながら消火しないという方針に変わった。これを管理された自然火災と呼ぶそうだ。

その結果かどうかは分からないが、1970年頃から山火事は極端に減った。1930年頃の6%ほどになっている。
とはいえ、それでも日本より面積比率で山火事は多いのだけどね。
しかし2005年頃から増加傾向になって今は1980年代の3倍になっている。これは1930年代の2割くらいだ。
最近増えてきたのは地球温暖化のせいだという説もあるらしいが、定かではない。

この記事へのコメント