久しぶりにアイソスを読む。実を言ってN様のお下がりである。
毎度変わりばえのないコンテンツばかりだ。現役時代、よその会社さんを訪問すると応接室の書棚とか応接テーブルの上でみかけたのは、業界団体が編集した本とか、業界関係の偉い人が引退してから書いた本などであった。
もちろんそのような本は購入するため、飾っておくために存在する。決して、間違っても、嵐が来ても、読むためのものではない。アイソス誌がそんなふうにならないように希望する。
さて、アイソス誌の後ろの方は広告である。広告主は審査員研修機関、認証機関、コンサル会社である。
この広告は誰が読むのだろうか?
まずアイソス誌を購入する人がどんな人がいるのか、その人のうち審査員研修機関その他の決定権のある人がいるのか、アドバイスする立場の人がいかほどいるのかということが問題だ。
アイソス誌の部数は6500部という。
個人で買っている人は少ないだろう。なんのデータもないがフェルミ推論をしてみよう。購買者の多くは企業だろう。仮に半々として、企業の場合4人が読むとして、読者数は16,250人。そのうち何人がそのような決定権があるだろうか?
まあその5%として、800人、そして実際に認証とか研修を受けようとする人がその1割とすると80人となる。だがそのような決定は毎月しているわけではない。おおよそ年に1度のインターバルだろう。とすると特定の月に決定する人は7人になる。
1ページの広告代が105,000円(モノクロのとき、カラーのときは17万)として、1件売るために1万5千円になる。まってくれよ、広告は1件じゃない。認証機関、研修機関、コンサルあわせて6社あったから、1社として考えるとその6倍、だいたい10万の費用をかけていることになる。
対して期待される売り上げは認証であれば数十万、研修であれば数万から20万。これは・・
本家を更新しました。
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