月例により、今月も日経エコロジーを読んだ感想を・・・
(2015年8月号)
p.12「化学物質の情報伝達10月統一」
懐かしいテーマだ。しかし感じたことはすべてビジネス、お金儲けだということ。JAMPが取りまとめるようになると書いてあるが、これを請け負うものは利権だよね、
仕切る組織は口を出すだけで手を汚さず年何億も入るのだろう。1憶で10人養える。出向者がどこから来るか既に決まっているのだろう。
P.16「ソフトバンクがインドで太陽光発電」
ハゲは金の臭いがすればどこにでも顔を出す。奴にとって発電もエコも携帯も関係なく、銭になればよいのだろう。
P.64「待ったなしのフロン対策」
これは広告ではあるが思ったこと。
オゾンホールの現在はどうなのだろうかとググると、
「オゾン全量は、1990年代半ば以降緩やかに増加しています。それにもかかわらず、 紫外線が増加傾向を示すのは、紫外線を散乱・吸収するエーロゾル(大気中の微粒子)の減少や天候の変化(雲量の減少)などが影響している可能性が考えられます(気象庁)」
もしオゾン層が可逆的であるなら、エッセンシャルユースにはフロンOKとかハロンOKという政策はありなのではないだろうか?
PCBだって用途限定で許可されているのだから
フロンを凶悪犯のようにつるし上げるのはもう止めたらどうだろう?
p.76「原子力のコストが上昇、再エネとの差が縮まる」
タイトルに異議あり!
確かに原子力と再エネのふたつをとらえたら差が縮まっているのだろう。だがそこに載っているグラフを見れば、原子力が一番安く、再エネが一番高い。ふたつは両端にあり、その間には従来の水力、火力が挟まっているのだ。
もうこのタイトルはねつ造、嘘つき、朝日新聞だぞ!
まあ日経も朝日のお仲間だけど・・・今でも中国進出を推奨しているしね!
P.88「今から備える新ISO14001」
本日は二点問題提起する。
その1
「組織で使用される用語を、この国際規格で使用される用語に置き換えることは要求されていない」と付属書に盛り込んだと自慢する。
ナンダカナー
仮に「この国際規格で使用される用語を組織で用いることを要求する」とあったら、その規格は間違っているという印象しかない。
その2
手順という語をすべて廃したという。
待ってくれ一般的にシステムの三要素は、組織、機能、手順と言われる。手順書の廃止は同意であるが、手順を廃することは可能なりや?
もっとも手順に変わって使われる「プロセス」の定義は「インプットをアウトプットに変換する、相互に関連する又は相互に作用する一連の活動」であり、手順は「プロセスを実行するために規定された方法」である。(いずれもISO9000:2006)
プロセスを実行するためには結果として手順が必要となるような気がするぞ!
考えるまでもないが、上記2件とも審査員のレベルが低いってことで規格の問題じゃないぞ!
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