三菱自動車で考えた


燃費を偽ったのは競合他社より燃費の良いのを作れなかったけれどカタログデータを負けたくなかったかららしい。それは技術がないからということだろう。
多車種偽っていたとあるが、一例ではリッター26.4キロを29.2キロにしていたとか。
それをみて思ったのだが・・・・
乗用車の走行距離は年1万キロで、廃車までは9年くらいが平均だそうだ。
となると、車はその一生で9万キロ走ることになり上記データで計算すると3082リットルと3409リットルで327リットルの差になる。
えっ、たったそれだけ!
リッター120円として4万にもならない。燃費がいいですといってもそれがメリットになるのかどうか、車を持たない私は良くわからない。
私も10年前まではアメリカのように車がないと生きていけない田舎に住んでいた。当時は家内が日々の買い物、趣味、子供の送り迎えとか母親の足とかで、日に数十キロ走っていた。
私が結婚した1970年代半ば、エアコンもない1500CCでリッター10キロそこそこだった。それがエアコンが付いてリッター10数キロは知るようになってすごいと感動したのは事実である。だって我が家の場合、月に300リットルか200リットルかの違いがあり、当時でもリッター100円はしたから1万も違ったわけだ。そりゃ大きい。
だけどそれにしても燃費がリッター1キロ2キロの差では気にもしなかったろう。
冷静になってみればハイブリッドとかにしなくても十分じゃないかという気がする。そもそも従来タイプとハイブリッドの車の価格差を考えると燃費向上では元が取れないのは見えている。ましてハイブリッドのバッテリー交換時のお金を考えると燃費の良いガソリンエンジンオンリーの方がトータルで考えると経済的じゃないのだろうか?
三菱自動車の問題の根底には、そもそも一般消費者も含めて考え方がどこかおかしいのではないの?

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