日経エコロジー誌2016年9月号

お盆で帰省したので書評が少し遅くなった。そんなものイランと言わないで!
今月発売号は面白かった。ISO14001改定対応がいろいろと書いてあったから。

では個々に書いていく。
  1. NECには審査員、主任審査員が64名いるという。ホウ、それは大勢だ。年間の登録費用だけで100万いってしまう。最近NECの業績も陰っているようだが大丈夫だろうか?
  2. 吉田敬史さんのこと
    お写真が載っていたが大分老けたと感じた。10年前は、寄るな~触るな~はじけて飛ぶさ~♪という柔道一直線のようなオーラがあったが、今は穏やかな感じである。
    師曰く、「要求事項を一部だけ切り取って解釈しようとするな」「普通の企業人の感覚で要求事項を理解せよ」当たり前のことであるが、当たり前のことを言わない人が多いから光る。

  3. 吉田さんはまっとうなことを言っているが、そうでない人もいる。
    ■タートル図が重要だあ!
    いつこれが要求事項になったのかわからないが、みなさんタートル図だ、亀だ、亀田のあられだ柿の種だという。不思議なこともあるものだ。
    EMSは経営戦略の実現ツール
    意味不明である。この人はEMSの意味を理解していないようだ。
    SWOT分析とISO14001のつながりを語っている人もいる。新しい宗教の始まりだろうか?
    ■経営課題を環境目標に設置
    経営者の発想とは思えないと申し上げておく。

  4. Q&A
    吉田さんと中川優さんのお二人が回答している。
    ■プロセスと手順の関係(p.38
    中川さんがプロセスについて私の考えと同じ回答をしている。正直言って安心した。

  5. 改訂ISO14001に取り組む(p.84)
    待ってました、わが愛しき川中三四郎さんだ。

    だが、内容はもう読む価値がない。意味のある文章とは思えない。ファンタジーマンガの呪文のようだ。マンガの中で呪文は効果があるかもしれないが、現実社会では意味を持たない。この程度でもすがりたいという人がいて、そのためのものなのか?存在意義がわからない。

  6. ヨーロッパの環境最前線(p.86)
    記事の内容ではないが、「メルケル政権は~」とあるが、メルケルが立派なことを言っているかどうかはともかくメルケルがあと何日の命(政権)か賭けませんか?


本日は本家を更新しました。

ISO規格2015改定について




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