日経エコロジー10月号(9/8発売)

日経エコロジー10月号(9/8発売)
この雑誌について書くのはもう止めようと書いたところ、約1名の方から続けよというご命令をいただきましたので続けます。
p.5日本のリサイクルは合理的なのか 石川雅紀
このカラムではめったにないことだが“まとも”なご意見である。この先生のお話をぜひ聞いてみたい。
p.8ヤマハの広告ページである。
「美しい自然を未来に引き継ぐ云々」
結構なことだ。しかしその下に「海、とびきりの週末」
はぁ!
自然を守るなら自然に行くなと言え。私は尾瀬が好きだけど、過去2度行ったがもう三度はいかない。尾瀬を守るために
しかし、観光客によって尾瀬の自然はもうない
p.18丸釜釜戸陶料の事故について
ISOについての言及はなし。ISO認証はもう環境不祥事と関係ないとみなしたのか? それともISOそのものに無関心になったのか?
ところで日経エコロジーでは丸釜釜戸陶料ではなく“塗料”となっている。誤植か、意図的なものなのか?
p.76改訂ISO14001に取り組む「取り組み計画と運用計画の違い」
我が愛しき川中三四郎さんである。毎月大儀である。
簡単に言って、何を語っているのか理解不能である。ISO以前に、この人は会社の目的とか会社の仕組みというのをわかっていないのではないか。私はISO規格のためにと思ったことがない。ISO規格ではこういうことを求めているよと言われたら、それに見合ったことを説明する以上の意味がないと理解している。規格を満たすために頭をひねり理屈をひねるその気が知れない。会社よりISO規格が上位であるはずがない。賭けても良いがISOMS規格が消滅するのは時間の問題だろうが、それ以降も会社が存在し続けることは間違いない。
「どんな企業であれ、環境マネジメントシステムとは別に本業を運営している仕組みがある」by川中談
寺田さんあたりが聞いたら雷が落されるよ。ここは「当社がISO審査で見せている環境マネジメントシステムと実際に企業を運営している仕組みに差異はござらん」と言わなくちゃね、
「プロセスとは本業のこと」by川中談
これって素面で言ってるの? ラリっているの?
私のISOについてのスタンスはその他大勢と異なっていることは自認している。しかしこの川中氏のお言葉はその他大勢から見ても糾弾されるだろう。 えっ、糾弾されない? そうですか、きっと糾弾するに値しないとみなしたのでしょう。
しかし日経エコロジーがこんな意味不明の発言をそのまんま日本全国に発信するとは、勇気百倍だね。
これからも暴走し続けてほしい。
p.84親子会社の産廃処理 堀口昌澄
堀口氏のことではないが、親子とか関連会社であれば一体として産廃処理ができるようになったのは良いことだ。小泉さんのとき規制緩和としていろいろ条件付きながら許容されるようになったが、これはありがたい。
とはいえ具体的には省令とか通知でどうなるのか、要ウオッチだね
■ところで
今回は100ページで広告が30ページである。今年2月号は106ページで広告が34ページであった。広告率が31%から30%に低下しているから改善方向かと思ったが、よく考えてみれば記事が72ページから70ページに減少しているじゃないか。
 
本日は本家を更新しました。

異世界審査員20.標準化その1



 
 

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