名か実か


名も実も欲しいという人も多いが、名だけでいいとか、実だけという人もいる。
数日前、居合で昇段審査でお金を払って云々というニュースがあった。私は居合道の練士とか教士というものがいかほど価値があるのか分からない。
つい最近も大学医学部の入試でお金をもらうとか、補助金をとりはからうという高級官僚の息子を入学させたとか。お金を払って医者になれてもヤブじゃどうしようもない。
似たようなものは過去からたくさんある。もう20年も前ですが、私も囲碁の4段免状が欲しかった。囲碁の場合、昇段試験で定められた勝率を上げてもお金を払わないと免状がもらえません。囲碁4段では65,000円も払わないとならないのです。2段のときは県の大会で2位だったので半額でしたが、34段となるとそう甘くはありません。当時は65千円払ってもと思いましたが、今振り返るとなんでそんな免状に価値があると思ったのか理解できません。おっと、私の場合は勝率が・・で諦めました。
以前の会社の同僚は書道が大好きでした。流派の偉い人に〇百万出すと日展で賞がもらえるとか言ってました。日展の賞がもらえると名誉なんでしょうけど、実はあるのか?教室なんて開いたとき生徒が増えるのでしょうか?
確かに医師免許なら価値があるでしょうけど、居合道練士とか書道師範なんて客観的に価値あるのでしょうか?
とはいえそういうのはたくさんあります。踊りとか謡とかの師範、最近流行のゼンタングルにも指導者の資格とかあるらしい。
もちろん練士でなくても実際の斬り合いなら実力がある人もいるだろうし、師範免許がなくても踊りが上手な人もいるだろう。
ウチの家内は若いときから卓球が大好きで結構強い。家庭婦人はランクがABC・・とFくらいまである。家内はというと万年Bである。なんでAになれないの?と聞くと、なれないのでなくならないのだそうだ。一旦ランクアップするとランクを下げることができず、Aクラスのトップは国体選手だから間違っても優勝はできない。だからBクラスで常に上位になって賞品を稼ぐのがいいという。Bクラスでも上位入賞が続くとランクアップしてしまうので、ときどき下位に落ちてそれを回避するらしい。まさに名を捨て賞品を取る、イヤイヤ単にずるがしこいだけだろう。
と書いてきて頭に浮かんだのはISO認証ですよ、あれは名なのか実なのか?
名であれば皆が敬意を表してくれるのか、実であれば品質や環境パフォーマンスがドンドン上がるのか、どちらなのでしょうか? どちらもないなら名もなく貧しく美しくないという三重苦ですよ、39じゃありませんよ

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