昔の上司亡くなる


また聞きで、30年くらい前に私の上司だった方が亡くなったという話を聞いた。まだ80どころか70ちょいで若いと言えば若い。
この方、私をずいぶんいじめてくれた。今ならパワハラだとか訴えることもできるのだろうが、当時はハラスメントなんて言葉もなく、憂さをハラスことも思いつかなかった。正直あの頃は私は病んでいた。
今は恨むことどころかいじめられたことも忘れてしまっていたが、亡くなったと聞いていじめられたことを思い出した。そして思い出したことがもう一つある。
それは彼は日中現場を歩き回って、今日は12千歩歩いたとか13千とか自慢していた。通勤とか買い物を含めれば日々2万歩は歩いていたのだろう。歩くことに意義があるのは競歩選手かデカ(刑事)くらいで、現場の管理者は歩かなくても生産が上がることを考えればよいのだが、そういうことは思いもよらなかったに違いない。
おっと、それから思ったことであるが、あの御仁、一生に歩く歩数を歩いてしまったからではないかという思いがしてならない。
10年も毎日1万数千歩いていれば通常の人の30年分くらい歩いだだろう。規定歩数を歩いたのであなたの寿命はこれで終わりですなんて神様に言われたのではないかと思ったのである。
だいぶ前に「ゾウの時間とネズミの時間」という本があった。心臓が脈を打つ回数はどの生き物も決まっていて、長生きのゾウはゆっくり、ネズミは脈拍が多いから寿命が短いのだという説であった。その後、現実はそんなに簡単ではないという話を聞いた覚えがある。

ともかく、本日新しいトリビアが産まれた。
一生にあるく歩数は一定である。それを歩数定数または歩数恒数と呼ぶわけはない。

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