先週、田舎にお葬式に行った。お亡くなりになった方は90何歳だから皆さんどうでもよいらしく、酒飲んで雑談してお開きという流れ……
近くに座っていた花卉栽培農家の方と話をした。
以下、彼の話
道路でも家の庭でも草花とか木々を眺めてごらんなさい。葉っぱを見ても、完璧なんてものはない。虫に食われ他の葉っぱや枝にぶつかって破れたり千切れたりしている。1本の木をしらみつぶしに探しても完全な葉っぱは1枚もないんじゃないかという。
確かに私も街路樹などを眺めたこともあるけど、99.9%の葉っぱは虫食い、破れ、ちぎれ、変色、枯れたりと、完璧な葉なんてない。
彼の話はさらに続き、
バラ1枝の葉をすべて完璧とまではいかないけど虫食いなく破れなく作るのは大変で、そういうことをするのは簡単じゃない。工場で品質管理をしていると同じだという。
なるほどと思った。
農家は簡単だなんて思っている人はいないだろうけど(いや、ほとんどの人はそう思っているだろう)、花卉栽培に限らず、キュウリでもトマトでもレタスでも売り物を作るのは大変だなと思う。主婦は店頭でジャガイモ一個であろうと手に取ってクルクル回して良いものを買う。虫食いどころかちょっとした傷があったり、いや傷がなくてもいびつならはねてしまう。
工業生産と違い管理が簡単じゃないからねえ~
頭が下がりました。
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