もう10年以上前のことだが、東芝のLEDランプの広告がカンヌで賞を取った。
私はエコプロ展で説明をしていたが、交代でビッグサイト内を歩いていた時そのポスターを見た。
独身の男が一人暮らしをしているとき部屋のランプをLEDに交換する。
その後、女性と付き合い始め、結婚して、子供が生まれ、年月が経ち子供たちが小学生くらいに大きくなったとき、またランプを交換するストーリーになっていた。
10年ランプが持ちますよというメッセージだけで他にキャプションはない。
素晴らしいと感動した。
https://www.global.toshiba/jp/news/corporate/2011/06/11062201_j.html
とそれは感動の嵐でよい話なのだが……
我が家で玄関とトイレには人感センサー付きのLEDランプをつけてもう10年になる。
しかしひとつのLED電球が10年使えたのではない。いろいろなメーカーのものが何個も代替わりした。寿命が短いのは1年以内、長くても2年で寿命だ。末期はいろいろだ。点灯しなくなるもの、チラチラするようになるもの、とても10年持つとは思えない。
正直言って、東芝のものは使ったことはない。
これなら白熱電球を使ったほうがトータルコストが安いのは間違いないと思える。もちろん今は白熱電球は入手困難だけど。
理想と現実か……